記事一覧

手紙

春蘭の揺れさうな葉の文箱かなこの間書いた人形を探していた天袋から、???な物が現れた。欅の木らしい、と後で知った文箱。今、わたしが欲しいと思っていたもの。使おうか止そうか・・・父の物だった。それはいいのだけれど、入っていたものが、わたしを躊躇わす。疲れるのよね、こういうの。...

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三月三日

薬玉の色浮びくる雛の灯ここ岡崎だけかもしれないという雛祭のお菓子。伊賀まんじゅうを、買って来た。越して来た翌年に初めて見た時は、何だろう?と、見ていただけ。当時はお米の色も濃くて、ちょっと食べる気にはならなかった。三歳になる前の男の子の母だったから、とも思う。今では、この日に買いたくなる可愛い和菓子。今年はなぜか、わたしのお雛様が懐かしく、古い写真を撮ってみた。そう、わたしの初節句・・・何十年もむ...

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春です

春宵やと言ふにはすこし風強し一昨夜、知人に夕食をご馳走になったあと、このまま帰るのも…ね、と。こんな風なわたしである。このお店で、アイリッシュ・コーヒーを飲みたいなと思ったから。ゲームを楽しむグループもあったりして、ひとりで知らない歌を聴いているのも、楽しいじゃない?LPの音はあたたかいし。...

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かをり

浅春や部屋でひらきし花薫る臘梅なんです。以前ほどは蕾も付けないし、寒さの今年はなかなか咲きもしない。少しふくらんだかな、と思う枝を玄関に活けてみたら、翌朝にやさしい香りと共に淡い花。二月も下旬になって。...

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俳誌「ににん」 冬号(2017) より

「ティファニー・ブルー」   卓上に小春日の色わが句集   十一月親友よりの祝ひの木   鍋焼や冷凍饂飩の数の減り   五糎の高さの靴よ百合鴎   短日や数年置きしジルバなど...

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